あなたには、この宝物がみえますか~憲法たんば

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2017年 05月 01日

標的の島 風かたか

三上智恵監督の最新作『標的の島 風(かじ)かたか』を7月に篠山市民センターと三田駅前キッピーモールの2会場で上映します。多数ご参加ください。
なお、篠山市民センターの部屋を多目的ホールに変更しました。

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# by kenpotamba | 2017-05-01 15:29 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 26日

共謀罪はなぜ怖い?

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昨夜の「木村草太さん講演会実行委員会結成の集い」で行われた川元志穂弁護士による特別講演のレジュメを紹介します。


共謀罪はなぜ怖い?
弁護士 川元志穂

1.テロ等準備罪=共謀罪
「テロリズム集団その他の組織的犯罪集団」が2人以上で対象犯罪を計画(共謀)して、そのうちの誰かの準備行為があれば、計画された犯罪が本当に実行されなくても、その計画(共謀)自体を罰する法律。

※これまで3回(2003年、2005年、2009年)も廃案になった共謀罪が、名前を変えた。

2.共謀罪はなぜ怖い?~刑法の大原則が変わる~
共謀だけで処罰するとなると、本当に犯罪を実行するつもりがなくても、間違えて逮捕・勾留されたり、罰せられるおそれが大きい。
実際、戦前には、国家に反対する思想を持っているというだけで、多くの人が不当に逮捕・勾留され、拷問を受け、処罰された。その反省から、処罰範囲を限定する必要があると考えられた。
そのため、これまでの刑法は、既遂処罰が大原則。未遂・予備は例外的に処罰。共謀処罰は例外中の例外。

↓ しかし

共謀罪は、この大原則を変え、処罰範囲を大幅に広げる。
冤罪が急激に増えたり、思想・言論統制や監視社会につながるリスクが大きい。

3.テロ対策のために必要なの?
⑴ 共謀罪がなくてもテロ対策のための法律がすでに整備されている
例:殺人予備罪、爆発物取締罰則、銃刀法、組織犯罪処罰法、暴力団員による不当な行為の防止に関する法律、公衆等脅迫目的の犯罪行為の資金提供等の処罰に関する法律など

⑵ テロ対策の条約を締結するために必要はない
政府は、テロ対策のための国際的組織犯罪防止条約(TOC条約またはパレルモ条約)を実施するために共謀罪が必要だとする。

 ↓ しかし

国際的組織犯罪防止条約は、マフィア対策を目的とするもので、テロ対策とは無関係。国連広報センターが掲げるテロ防止のための条約14本の中に国際的組織犯罪防止条約は含まれていない。

⑶ 316(277)の対象犯罪には、テロとは直接関係のない犯罪の方が多い

⑷ テロに狙われないように、そして、テロをそもそも生まないように、武力以外の方法で平和協力することこそが大切。
  どれだけ厳しくテロ対策をしても限界はある。
  
4.一般人には関係ないの?
⑴ 「テロリズム集団その他の組織的犯罪集団」だけが共謀罪で罰せられるから、一般人には関係ない?
 →反復継続性は必要なく、2人以上の人が1度だけ対象犯罪をする目的で共謀すれば、「組織的犯罪集団」と認定されうる。
 →そして、認定するのは、捜査機関や裁判所。
 →一般人も「組織的犯罪集団」と認定されてしまう可能性が十分ある。
 
⑵ 犯罪の「準備行為」が必要だから、一般人が間違って罰せられることはない?
 →「準備行為」は、それ自体が危険な行為でなくてもよい。
 →預金を下ろす、宿泊や交通機関の予約、SNSでのやりとりなど、日常的な行為が犯罪の準備行為だと言われかねない。一般人でも、「準備行為をしたと認定される可能性が十分ある。

⑶ 監視社会になり、一般人も監視されるおそれがある
 →犯罪を相談したことの証拠集めのためには、監視(電話やメール・ラインの通信傍受、GPS捜査など)や密告が必要。
 →秘密保護法、盗聴法拡大、司法取引制度導入の一連の流れと組み合わさると、情報統制と国民監視による歯止めなき監視社会につながる。
 →一般人も監視され、プライバシーがなく、安心して家族や友人と本音で話しをすることもできなくなるおそれがある。

5.政府に反対する市民運動への萎縮効果
〇安保法制に反対する市民運動のように、政府に反対する市民運動に共謀罪が適用されるおそれが高まる。
〇共謀罪の捜査のためと称して、監視されるおそれも大きい。
〇スパイが運動団体の中に入ってくる可能性もある。

 ↓

市民運動への萎縮効果が出る可能性は高い。

↓ しかし

声を上げないと余計に政府が権力を濫用し、戦争に突き進むおそれもある。



市民が、「テロ」とは全く違う雰囲気で、明るく、堂々と声を上げて、信頼関係で横につながっていくことが大切。



# by kenpotamba | 2017-04-26 11:31 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 26日

木村草太さん講演会実行委員会、正式発足

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昨年末から賛同団体、賛同人の募集をすすめ、今年2月と3月に準備会を重ね、いよいよ「木村草太さん講演会実行委員会」が正式に発足しました。
昨夜(4月25日)、丹波市の柏原住民センターで「実行委員会結成の集い」が行われ、会場の定員を超える77人の皆さんに参加していただきました。集いでは、準備会からのあいさつに続いて、講演会の開催要領、実行委員会の構成、講演会成功への具体的な取り組みなどについて、準備会から提案されました。講演会の取り組みの一つとして、9月5日の木村講演会に向けたプレイベントが7月5日と6日に篠山と三田で開催されることになりました。詳細は、改めてお知らせします。
なお、集いにはゲストとして弁護士の川元志穂さんが参加され、「共謀罪はなぜ怖い?」というテーマで記念講演が行われました。分かりやすい講演の後、質疑応答も行われ、共謀罪の危険性について理解を深めました。
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# by kenpotamba | 2017-04-26 09:54 | Trackback | Comments(0)
2017年 03月 29日

木村草太さん講演会実行委員会結成の集い

憲法という希望~木村草太さん講演会を主催する「木村草太さん講演会実行委員会」がいよいよ4月25日に発足します。
実行委員会結成の集いには、ゲストとして川元志穂弁護士を招き、「共謀罪はなぜ怖い?」と題して特別講演をお願いすることになりました。
多数のご参加をよろしくお願いします。

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# by kenpotamba | 2017-03-29 11:16 | Trackback | Comments(0)
2017年 01月 12日

憲法施行70年、ひょうご丹波・憲法を生かす会10周年 高作正博さんお話会

ひょうご丹波・憲法を生かす会が結成されて10年を迎えました。
この度、憲法施行70年、「生かす会」10周年を記念して、高作正博さんお話会が開催されます。憲法たんばも協賛しています。多数のご参加をよろしくお願いします。
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# by kenpotamba | 2017-01-12 15:02 | Trackback | Comments(0)
2016年 12月 10日

木村草太さんのプロフィール

1980年神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業、同助手を経て、現在、首都大学東京法学系教授。専攻は憲法学。著書に『平等なき平等条項論』(東京大学出版会)、『憲法の急所』(羽鳥書店)、『キヨミズ准教授の法学入門』(星海社新書)、『憲法の創造力』(NHK出版新書)、『未完の憲法』(奥平康弘との共著、潮出版社)、『憲法学再入門』(西村裕一との共著、有斐閣)、『テレビが伝えない憲法の話』(PHP新書)、『憲法の条件』(共著、NHK出版新書)、『集団的自衛権はなぜ違憲なのか』(晶文社)、『いま、〈日本)を考えるということ』(共著、河出書房新社)、『憲法という希望』(講談社現代新書)など多数。
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# by kenpotamba | 2016-12-10 11:19 | Trackback | Comments(0)
2016年 12月 08日

木村草太さんの講演会

来年9月5日(火)、丹波の森公苑大ホールで、憲法学者・木村草太さんを招いて講演会が行われることになりました。講演会の概要は次のとおりです(詳細は未定)。

●名称/(仮称)憲法という希望~木村草太さん講演会
●とき/2017年9月5日(火)午後6時半~
●ところ/丹波の森公苑大ホール
●講師/木村草太さん(首都大学東京法学系教授)

なお、現在、講演会の成功に向けて賛同団体および賛同人を広く募集しています。皆さんのご協力をよろしくお願いします。

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# by kenpotamba | 2016-12-08 18:13 | Trackback | Comments(0)
2016年 09月 13日

「高江-森が泣いている」を上映

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10月21日(金)の午後と夜の2回、篠山市民センターで「高江ー森が泣いている」を上映することになりました。上映会のゲストは「ちゅらさんご」(川口真由美さん、春間げんさん)。

  「高江-森が泣いている」上映会&ちゅらさんごミニライブ
●とき/2016年10月21日(金)①午後2時半、②午後6時半
●ところ/篠山市民センター2階・催事場
●ゲスト/ちゅらさんご(川口真由美さん、春間げんさん)
●前売券/800円(当日1,000円、高校生以下無料)
●主催/但馬と丹波で「戦場ぬ止み」を観る会
●後援/神戸新聞社、丹波新聞社
●協賛/憲法たんば(平和憲法を守る丹波地区連絡会)ほか
<問い合わせ>0795-73-3869


  記録映画「高江―森が泣いている」
        藤本幸久・影山あさ子 共同監督作品/60分(予定)

私たち、森の映画社・沖縄撮影スタッフは、2014年7月1日の辺野古新基地建設着工から、現場に張り付き、辺野古を中心に沖縄を撮り続けている。映画「圧殺の海」(2015年)、圧殺の海 第2章「辺野古」(2016年)をまとめた後、元海兵隊員によるレイプ殺人事件が起きた。事件に抗議して6月に開かれた沖縄県民大会、7月の参議院選挙と撮影を続けていた時、「高江に機動隊がやってくる」との知らせが入った。高江での撮影に入った。

辺野古と高江と普天間は、ひと続きのものだ。普天間基地に配備されたオスプレイは、高江で訓練する。新基地が出来れば、辺野古から飛び立ち、高江で訓練をする。すべては、次の戦争のための準備だ。

7月10日の参議院選挙の翌朝、数百名の機動隊に守られて、工事用資材の搬入が始まった。7月22日早朝から、警察・機動隊が県道を10時間にわたり封鎖。機動隊の壁を作り、市民と車両を力ずくで排除、抗議行動の拠点となっていたテントを破壊した。

沖縄県警、東京の警視庁、千葉県警、神奈川県警、愛知県警、大阪府警、福岡県警・・・全国から動員された500名の機動隊による激しい暴力。

高江は今、戒厳令状態だ。留まり続ける数百名の機動隊による排除が繰り返され、県道を封鎖し、毎日、トラック10台分の砂利が運び込まれている。工事を少しでも遅らせようと、市民の阻止行動も続いている。

7月10日から1か月、私たち森の映画社の撮影スタッフは、高江で起きていることに付き合い、撮影を続けてきた。今、高江で起きていることを全国の人たちに伝えなければならないと、急きょ、1本の記録映画にまとめることにした。

今、高江で起きていることは、これから起きることの序章なのかもしれない。500名の機動隊導入も、「緊急事態条項」を先取りするかのようだ。9月16日には、国が翁長知事を訴えた辺野古埋立承認取消違法確認訴訟の判決が出る。国が勝訴すれば、辺野古の工事も、また始まるだろう。力ずくで沖縄の民意を圧殺しようとしている安倍政権、抵抗を続ける県民たち。

高江を今、ぜひ映画で見て欲しい。

# by kenpotamba | 2016-09-13 14:36 | Trackback | Comments(0)
2016年 06月 05日

好評だった高作正博さん講演会

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6月3日夜に行われた「高作正博さん講演会」には多くの市民が参加し、緊急事態条項を中心とした講演に最後まで熱心に耳を傾けました。関西大学教授の高作正博さんの講演はとても分かりやすく、好評でした。参加された皆さんから寄せられた感想を紹介します。

●緊急事態条項、少しずつ理解できました。
●今の日本が大変危険であると改めて認識できた。本当に民主主義が危ないと感じた。
●大変な時代になったのだと実感しています。緊急事態条項、改憲の恐ろしさを感じました。
●自民党のやろうとしている憲法改変は、何としても阻止しなければならないと改めて思った。
●「地道にやっていく」ことの重要性を認識できた日でした。「考える」ということを面倒くさがらず続けていこうと思いました。つぎは、人に伝えるということも少しずつやっていこうと思いました。
●自民党改憲草案の危うさを感じた。改憲は絶対ダメ!
●現状分析が鋭く的を射ていて、市民活動に活かせそうです。ありがとうございました。
●まったく眠くならなかった講演会、分かりやすいお話でした。
●緊急事態条項について、よく理解できた。
●現状の政治を深読みできました。
●理論的で面白かった。
●とてもよく分かり、良かった。
●今の危ない社会のことをみんなが広げてほしい。
●緊急事態条項について、分かりやすいお話しだった。
●自民党の改憲草案の怖さがよくわかった。私たちが賢くならないと大変なことになると感じた。
●緊急事態条項のはらむ危険性が想像できる話だった。
●去年8月にも高作さんのお話を聞いたのですが、また違うお話が聞けて良かったです。ありがとうございました。
●今日、学んだことを、子育て中のお母さんたちや、地域の方々との小さな集会の中で伝えていきたいと思いました。
●講演の内容がよく整理されていたので、よくわかった。質問に対する回答も良かった。
●ありがとうございました。よく勉強できました。頑張りましょう!
●緊急事態条項とは、「憲法と国家権力の関係の逆転」との指摘はナルホドと納得でした。質疑応答も、的確でわかりやすい講演でした。
●問題のポイントを上手く伝えていただけて良かったです。
●とても分かりやすく、貴重な体験ができました。表面的には知っていることが多かったですが、深く学ぶことができました。
●充実した講演でした。特に危機感を覚えたのは、「個人」が「人」に変わることで、道徳、価値観、幸福感などを国に押し付けられるようになること、公の指示に従うことが義務付けられるなど、今まで自由に風が入って新鮮な空気を吸えるのが当たり前と思っていたけれど、それがどんなに大切か、なくなったらどれだけ息苦しくなるか考えただけでぞっとしました。

# by kenpotamba | 2016-06-05 09:44 | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 05日

高作正博さん講演会

「憲法が危ない」をテーマに、関西大学教授の高作正博さんを講師に招いた講演会が、6月3日に丹波の森公苑で行われます。憲法たんばも、講演会の趣旨に賛同して協賛したいと思いますので、多くの皆さんのご参加を呼びかけます。

憲法が危ない~安保法制、国家緊急権を考える
高作正博さん講演会

●とき/6月3日(金)午後7時~
●ところ/丹波の森公苑・多目的ルーム(丹波市柏原町柏原5600)
●講師/高作 正博さん(関西大学法学部教授)
●参加費/800円
●主催/ミナセン篠山・丹波
●協賛/憲法たんば(平和憲法を守る丹波地区連絡会)
【問い合わせ】 0795-73-3869(川崎)
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<講師プロフィール>高作正博(たかさく・まさひろ)さん。関西大学法学部法学政治学科教授。1967年生まれ。上智大学大学院法学研究科博士後期課程(法律学専攻)単位取得満期退学。琉球大学法文学部助教授、琉球大学大学院法務研究科助教授などを経て、2008年より現職。

# by kenpotamba | 2016-05-05 09:02 | Trackback | Comments(0)